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『SiteTrackerのフィルタ機能の基本を知ろう』


解析データのセグメント化に「フィルタ機能」は欠かせない


SiteTracker8にはデフォルト表示で32種類に加え、設定などによってできる基本レポートテンプレートが40種類以上(計70種以上)用意されています。

これら基本レポートだけでもいろんなことが分かって来るのですが、やはりある程度はセグメントしていくことで、より具体的な改善策を導く仮説を立てることが可能となってくるのではないでしょうか。

それに必要な機能は「フィルタ」です。


SiteTracker8のフィルタ項目をざっと一覧にしてみました。
これはデフォルトで表示されるフィルタの種類です。なかにはあらかじめ設定をしておかなければ機能しないフィルタ項目もあります。

また、フォルタ項目は新たに追加することも可能になります。(URLのパラメータ値をフィルタ項目に追加したり・・・)

この一覧のようにプリセットされているフィルタ項目だけでも十分に活用できるようになっています。

これらは表示しているレポートにたいして、マウスでレポート上に「ドラッグ&ドロップ」するか、フィルタ項目をクリックすることでフィルタが適用されます。
フィルタ項目の「新規訪問者」や「リピート訪問者」、「直帰訪問者」など条件内容をさらに選択する必要のないものはそのまま適用されますが、「キーワード」や「ページ」などのフィルタを選択した場合は、どのキーワードでフィルタをかけるのかを選択して条件を決める必要があります。

例えば、上図のようにフィルタ「キーワード」をレポートに適用しようとすると、下図のポップアップウィンドウが表示され、どのキーワードをどういう条件でフィルタをかけるか設定できるようになります。
フィルタ条件の設定はほぼ共通して以下の条件で行うようになっています。

「結果」は設定した条件のものでフィルタを適用させます。
「結果以外」は設定した条件以外のものでフィルタを適用させます。

次のプルダウンリストでは、テキストボックスに入力した内容にかかわる条件設定です。
「次に一致する」
「次で始まる」
「次で終わる」
「次を含む」
「値が存在する」
「次のパターンに一致する」
「次の正規表現にマッチする」

例えば、キーワードで「結果」「次を含む」「サイトトラッカー」とした場合、「サイトトラッカー」の文字を含む検索キーワードで訪ずれた訪問を抽出します。

「サイトトラッカー 価格」「サイトトラッカー 機能」「解析ツール サイトトラッカー」などのキーワードがそれにあたります。

フィルタが適用されると、レポート画面左上に「適用フィルタ:キーワード 結果 次を含む サイトトラッカー」というように表示されます。

適用したフィルタを解除したい場合は、マウスでこの項目をドラッグ&ドロップで戻すか、右クリックで「削除」を選択するとフィルタが解除されます。

「値が存在する」は、検索エンジン種類は問わず検索キーワードで来た訪問で絞り込みます。


複数のフィルタ項目を適用する場合

ひとつのレポートに複数のフィルタ項目を適用することが可能です。
その場合のSiteTrackerフィルタ適用に関する仕様っぽいことを書きます。

異なるフィルタ条件を適用した場合は、AND条件 で絞り込まれます。
同一フィルタ項目同士(例:キーワード○○とキーワード△△/ページAとページBなど)の場合キーワード同士やページは OR条件 で設定されます。
(OR条件にする場合、一致する、で始まる、を含むなどの条件も合わせる必要があります)

キーワードのフィルタで「サイトトラッカー」と「SiteTracker」の2つのキーワードを適用した場合は、「サイトトラッカー」と「SiteTracker」のいずれかの条件に合うものでフィルタがかかります。

上のサンプルレポートでは、日付サマリに以下のフィルタを適用した例です。
-------------------------------------------------------------
訪問タイプ:新規訪問者
参照元:Google
キーワード:「サイトトラッカー」または「SiteTracker」を検索ワードに含まれるもの
閲覧されたページ数:1回の訪問で10ページ以上閲覧された訪問
ページ:~/price.html 
-------------------------------------------------------------

つまり、下記の内容でセグメントした結果となります。
検索エンジンGoogleで「サイトトラッカー」または「SiteTracker」の文字を含む検索キーワードでサイトにはじめて訪れた新規訪問者のうち、1回の訪問で10ページ以上を閲覧し、かつprice.htmlページを閲覧したもので絞り込んだ結果

今回はフィルタの基本ということで、フィルタ項目一覧と、選択フィルタの場合の条件設定内容、複数フィルタを適用させる場合の条件を記載しました。
これも覚えておくと「フィルタ機能」がさらに使いやすくなると思います。

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